専門業者による回収サービスを利用せず、自分で胡蝶蘭を廃棄する方法もあります。分別作業が必要になるため、やや手間がかかりますが、鉢数が少なければ自分で廃棄するのもひとつの手です。
ステップ①:胡蝶蘭をパーツごとに分解する
まず、ハサミやカッターナイフ、軍手を用意し、以下のパーツに分解します。
・花・茎・葉・根などの植物部分
・支柱(金属製やプラスチック製)
・鉢(陶器製、プラスチック製など)
・植え込み材(水苔、バークチップなど)
・ラッピング材(和紙、リボンなど)
ステップ②:自治体のルールに従って分別する
分解した各パーツを、お住まいの自治体が定める分別ルールに従ってゴミに出します。
植物部分・植え込み材・ラッピング材:「可燃ごみ」に分類されることが多いです。土や砂は回収しない自治体もあるため、植え込み材の扱いについては事前に確認しましょう。
支柱:金属製なら「不燃ごみ」や「金属ごみ」、プラスチック製なら「プラスチックごみ」となります。
鉢:陶器製の鉢は「不燃ごみ」、プラスチック製の鉢は「プラスチックごみ」に分類されるのが一般的です。ただし、一定の大きさを超える場合は「粗大ごみ」扱いになることもあります。
【重要】注意点:法人の場合は「事業ゴミ」扱い
オフィスや店舗で出た胡蝶蘭は、家庭ゴミとして処分することはできません。「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」により、「事業ゴミ(産業廃棄物)」として扱われ、専門の許認可を持つ業者に回収を依頼する必要があります。自治体のゴミ収集に出すと不法投棄と見なされる可能性があるため、絶対にやめましょう。